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我が家のちはやふる

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コメント

1. 無題

お、大人気ないなぁ〜
それ位して姪っ子さんも強くなりますよ!
来年大差で一枚も取れなくて惨敗させられるかも?

2. ※イケメンにかぎる

マンガの名台詞が悪い!(責任転嫁)
現実でやったらただの大人げない感じになってしまった。 真剣にやったのになぜだぁぁぁ。


・・・いや、じっさい大人げないことしてたかw

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我が家のちはやふる

みなさんゴールデンウィークどうでした?
今回は虫食い連休だったので、学校に通う生徒諸君はビミョーな計画を立てていたことでしょう。

それはともかく、このまえ面白いと評判だった「ちはやふる」のアニメ一挙放送があったので見てみたら本当に面白かった!
競技かるたの世界を描いた(ほぼ)スポーツ漫画なんだけど、たまにある恋愛模様(人間関係?)が少女マンガらしさもあって引き込まれる。
登場人物それぞれの成長物語や、出し惜しみを感じさせない熱戦の連発で盛り上がる。
百人一首のことなんてサッパリ分からないオレでも十分楽しかった。
アニメの続きが見たいからシーズン3があるといいなぁ。

という前置きをしたうえで、
GWに遊びにきた姪っ子も「ちはやふる」のファンで、アニメはもちろん原作マンガも持ってて、公開されたばかりの実写映画も見たとのこと。 いま小学校で百人一首を覚える課題があるとのことですでに40首ぐらい憶えているらしい。

そしてなぜかウチには百人一首そのものはあるのだ。

当然のように始まる競技かるた風の対戦会。

アニメは見たけど一首も覚えていないオレは有利なハンディキャップとして、姪の持っていた「百人一首解説本」を借りて、上の句が読まれているあいだに目次から下の句を読み取り、実際に札をとるという作戦を許してもらった。

読手はというと、ランダムに札を読み上げてくれるスマホアプリがあるのだ。

札を並べて試合開始。 礼も忘れてはならない。

ところが試合早々、オレの戦略に穴があることが判明。
解説書の百人一首の目次は「五十音」で並んでいないのだ!(ちゃんと順番があるらしい)
上の句の一音目が「あ」であっても、目次の最初のほうにまとまってるわけではない。
これは盲点! すぐに下の句を探しだすことができない!

序盤は姪が圧倒的有利で試合が進む形。
こうなれば仕方ないので目次に書かれている歌を流し読みして記憶し、やっとのところで一枚ゲット。 すでにこの時点で10枚差はついていた。
互いに覚えていない札もあるのだが、それはフツーのかるた状態で取り合う。 あきらかに彼女のほうが多くとったが。

中盤あたりに差し掛かったあたりでようやくこちらに追い風が吹いてきた。
読まれた札を排除することで目次から検索するスピードが速くなってきたのだ。
そして姪はというと、上の句のあいだに取れる札が徐々に減ってきた。

少しずつ差が縮まってきたのに焦ったのか、ここで彼女がお手つきをしてしまう。
すると明らかに札をとりにかかる速度が落ちた。

そこでオレに電流走る――!

姪の自陣をよく見てみると、五十音で軽くグループまとめしてあり記憶しやすいように配置してあった。
(オレはというとランダムで置いたので作戦もなにもない)
さらに、彼女が記憶していると思われる札が手元付近に寄せてあり、とりやすくしてあるようなのだ。
思い返せば上の句の早い段階でとっていた札はどれも自分の近くの札を押さえていた・・・。

つまり、彼女の膝元にある下の句から上の句を探して覚えておき、彼女が反応するよりも早くオレが札をとることで、実質的に2枚札をとるぐらいの威力になるはずだ・・・。

この「逆引き検索」作戦、あまりにも卑怯! というか大人げない!!

しかし、オレはここで「ちはやふる」の名ゼリフを思い出す。

「オレは・・・たとえ小学生の姪が相手でも手かげんせん男や!」

作戦は的中。 あらかじめ相手の得意札を覚えておいたオレは上の句が読まれ始めた瞬間に札を押さえる。
当然、姪としてはとれるはずだった札が減るので大打撃だ。
さらに、敵陣の札を取ったときに自分の札を渡すことができる「送り札」
あらかじめ上の句を覚えておいた札を意図的に送ることで、オレは素早く取ることができる。

札の場所を満足に記憶できない同士なので、囲い(札を手で囲うことで相手にとらせないようにしておき、札が確定したら押さえる戦術)による視覚妨害も効果的だった。 あまりに卑怯! だがオレは(以下略

気づけば姪は残り2枚、オレは残り5枚。 ここまで追いついた。
送り札をするためアプリを一時停止したとき、彼女は痛恨のミスをしてしまう。

「空札はあと一枚だね」

・・・!?

うっかり屋にもほどがある。 そして子どもらしい純粋さゆえの自滅。

競技かるたは一百枚のうち五十枚を取り札として場に並べて試合をするため、読まれても取れない札が五十枚もある。これが空札。
オレからすればどれが空札なのかよく分からない状況。
しかし、空札がほぼないとわかってしまえば話は別――。

オレは自陣にあった札を全て一箇所に集め、相手側の陣に残る札だけを記憶する。
敵陣の札が読まれれば敵陣を、記憶にない上の句が読まれたら自陣の札を全て払う。
たとえ空札であった場合でも一枚だけならまだ負けないはずだ。
この作戦がバッチリはまる。 ここまでに二度おてつきをしてしまった彼女は札をとるのに慎重になりすぎ、オレは連取。

ここにきて姪はオレが片手に持つ「参考書」をはく奪しようとする。
そう、序盤はまだしも読まれる札が限定される後半になればなるほど、参考書という名のカンニングペーパーは威力を増していたのだ!

姪は「もういらないでしょ!」と本を取り上げる。
オレは「えぇぇ、いいじゃん~」と抗議するが、もちろんうわべだけのパフォーマンスだ。
すでにこの状況ッ! 彼女は気づくのが一歩遅かった。

さらにここで彼女が神速の一手で一枚もぎとる。 あれは本当に速かった・・・。 ちはや並だった。
しかし確率的にオレの陣の札が読まれることが多く、試合はもつれこむ。

そして残りは互いに1枚ずつになった。 なんと「運命戦」である!
(基本的に、先に自陣の札が読まれた側が勝つ状態なので運命に身をゆだねるほかない)

なんだか分からんが心臓バクバクだ。 姪も自身の胸に手を当て気を落ち着かせようとしている。
運命戦なんだからなるようにしかならないのだが不思議なものだ。

次に読まれた札は・・・空札!
互いに自分の陣の札を囲い、ほっと胸を撫で下ろす。

もし、このとき彼女がオレの札を取るフェイクでも仕掛けていたら、オレは(自陣の札と空札を覚えていないので)誤って反応し、間違いなくお手つきをしていただろう。

相手を陥れる気持ちが微塵もない真っ白な精神・・・! ・・・まったく小学生は最高だぜ!


そして空札が無くなった完全なる運命戦。

次に読まれたのは・・・オレの陣だった。


オレは「うぉおおお勝ったーー!」とはしゃぎかけるも姪の意気消沈ぶりを見てハタと我に変える。
そして礼。 

この勝利はオレの(汚い)作戦だけでは成しえなかった。 彼女の純粋さがゆえにこぼれ落ちてきたものだった。
あらゆる手段を使ってもぎとった勝利だったが、姪の落胆振りを見るとなんだか申し訳ない気持ちになる。

いや、これもいい経験のはず。 大人は卑怯で汚いのだ。 いつかキミも分かるときがくる。

白く純粋な精神を穢してしまったような気がして、オレは心の中で黒い正義をこねくりまわす。

「オレは・・・たとえ小学生相手でも手かげんせん男や・・・!」

なぜだかすこし、雨に濡れたコンクリートのにおいがした
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1. 無題

お、大人気ないなぁ〜
それ位して姪っ子さんも強くなりますよ!
来年大差で一枚も取れなくて惨敗させられるかも?

2. ※イケメンにかぎる

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現実でやったらただの大人げない感じになってしまった。 真剣にやったのになぜだぁぁぁ。


・・・いや、じっさい大人げないことしてたかw

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自己紹介:
ガラガラ声とハナ声がデフォ。 プレイするゲームジャンルは万人向け・マニア向けなど色々だけど、特に好きなのはアクションとRPG。 格闘ゲームも好きだけど、10段階の強さでいうと 2 ぐらいでお世辞にも上手いとは言えない腕前。 頑張ってバーチャ晒しスレに名前が挙がることが目標。
数少ない自分の利点として、それなりに頑張ると人並みぐらいのゲームスキルになるため、攻略記事を作るときに自分の力量を参考にするとちょうどよくなる気がしたりしなかったり。

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