そりゃもうビックリ。
すでに伝説となっている未完のゲーム「シェンムー」を手がけた鈴木裕氏が続編を作りたいからってクラウドファンディングを立ち上げ、目標額をあっさり達成してしまったというのだから。
オレもPON!と出資したいと思ったのだけど、なにぶん情弱すぎてどうすればいいのかよく分からん。
クラウンドファンディングとかSTEAMみたいなPCストアとか、それこそSEGAが先駆者になって10年前からやっておけよなー!と意味の分からんグチを言っておこう。
ちなみに、シェンムーファンは日頃から「シェンムーの続編やりたいなぁ!」と思ったり、クチに出してはみても、本当に作ってほしいというわけではなかった。(と思う)
なぜかというと、もしマジに作ってしまったら開発元のSEGAが消えてなくなるのではと危惧していたから。
(現在でも一応セガの名前が残っているのは、そんなムチャをしない方針を選んだおかげだろう)
ゲームとしては未完で終わるとしても、個人的には小説などを冲方丁先生に書いてもらうとかしてストーリーを最後まで見たかったのだが、プロデューサーがかたくなにゲームで完結させたいとおっしゃるのを当時は複雑な気持ちで受け止めたものだ。
それが今、時代がシェンムーに追いついたのかクラウドファンディングによって復活しようとは。
とりあえずおめでとう! 楽しみに待ってます。
さていまさらだけど、「シェンムー」を知らない世代の方々に簡単に説明すると・・・
ってこれ簡単に説明できるようなゲームじゃないんだよぉ!
ニンジャな言葉で言うと、ジッサイ奥ゆかしい情緒溢れる世界観がスゴイ魅力。
ハッキリ言えば遊びづらいところとか、まどろっこしいシステムや長いロードとかもあったけど、不思議な魅力があるゲームとしかいいようがない。
(なんだかこれだけだと、まるで須田ゲーを勧めるかのような文面になってしまうw)
もちろん、等身大で作りこまれたリアリティある3Dワールドや、同一のモブがいなく、それぞれが別の日常を送っているとか(これは同時期発売されたゼルダのムジュラの仮面もそうだった)、モーションキャプチャによる躍動感ある動きとか、セガゲー屈指の脚本と演出、いろんな技術や情熱が注ぎ込まれていた。
あと初代シェンムーとシェンムーⅡは似て非なるものだけど、技術の進歩がよく分かって感動したこととか(今ではあまり分かってもらえないかも)
なによりシェンムーの雰囲気は、風呂敷がやたらと広がってしまったプロジェクトと、それに関わった多種多様な開発者たち、そしてセガハードだったからこその創造物だったと思うので、現代のハードやソフトで構築できるとは(良い意味でも)思えない。
なので、いちユーザーとしては腹をくくって新しい時代のシェンムーを待ち受けようかと思っている。
それでもやっぱりシェンムーらしさというか、懐古的な暖かみと、新鮮な体験を味わえるのではと期待してしまうけど。
気になるのはSCEのコーナーでPC版とPS4版をリリースする発表をしたらしいのだが、つまり・・・SCEからの援助があるってこと?
で、もしかしたら日本のPC版において「おま言」されてしまう可能性もあるかも?
(お前の住んでる地域の言語はあえて外しておく例のあれ)
・・・すっかりサイコ・ブレイク(Evil within)のせいで不信感強くなっちまったなぁ。
なにはともあれ、出口があるはずなのに一歩先も見えない暗闇だったトンネルに、小さいが確かな光が差した。 それだけでもうれしいじゃなイカ。(巧妙な侵略イカ娘のステマ)