石田三成の
ストーカー親友である大谷吉継に、徳川についた藤堂高虎から親書が届けられる。
内応しているのではと疑われ、吉継は重臣らに審議を受ける。
忠心は疑いようがない(疑わないとは言ってない)城だけでなく人を攻略してきた秀吉ならば、内から崩される恐ろしさたるや身に覚えがあるのだろう。
高虎のやつめ・・・ところが、書状を確認していた石田三成が
うっかり書状を火に落としてしまう!
あーこれはうっかりだなー (うっかりした者の態度とは思えぬが)吉継を庇う三成を見て、秀吉は審議を無かったことにする。
イイハナシダナー。そしてそのあとにこのセリフ。
「決して お前を助けたかったわけではない。
決戦を前に、味方の士気が下がるのを恐れただけだ」
勘違いしないでよね!言わなくても分かるようなことを、言わずにはいられないところが三成の魅力でもある。
(ただ、最近ちょっとデレを強調しすぎなところもあるのではと苦言が洩れる)言わなくちゃ分からないところを言い出せないのも三成の魅力であり弱点でもあるのだが・・・。
そして仁義を通す男だからこそ悩み苦しんだ前田利家も本格的に参戦!
秀吉と柴田勝家の戦いでは、前田利家の寝返りによって戦局が大きく傾いた。勝家亡きあと、友のために槍を振るうことを決めた利家。
信長の下で共に戦ってきた秀吉にとって心強い味方となった。
持つべきものは友。 信頼できる右腕がいれば百人力!結果は利家と黒田官兵衛の活躍もあってなんとか勝利。
このままでは戦が長引くと感じた秀吉は単身で家康の元へ身を投じる。
まさしく大胆不敵。 日の本一のコミュ力なり。大事なところで必ず交渉ごとを絡ませて有利に導く、秀吉の人心を得る能力は空前絶後と言うにふさわしい。
増える敵よりも、より多くの味方を得れば最後に勝つ。
この真理はのちの家康にも影響を与えたのかもしれない。
泰平の世を築くため、秀吉に天下を譲る家康。
おそらくそれは本心であったはず。
乱世を終わらせることができるのならば自分でなくてもかまわない心構えなのだろう。
というわけで、なにげに大物対決となった小牧長久手の戦いはこれまで。
次からは本格的に天下統一目指すんさ!
1. 猿と狸の知恵比べ
今作ではよく利家の奥さん、まつさんの名前がよくでてきますけど猛将伝とかで出てくるんでしょうか・・・少しだけ期待していたりもします。