でも、長政が戦いの中で「織田の力を削ぐ好機!」って言ってるから、
この戦いで信長を討とうという気は無かったのかもしれない。
戦国無双シリーズは、浅井長政や明智光秀を徹底した裏切り者や悪人として描くことは少なく、
背中を後押しするような他のキャラが登場することがある。
今回その大任を受けたのが
大・悪・党! 松永久秀であーる!
なにぃ! 我輩が便利な使われ方をしているだとぉ!?小悪党のようなエピソードが多い松永さんですが、存在感はバッチリだよね。
これなら長政様が信長を裏切っても仕方ないわー、これは仕方ないわー。金ヶ崎の戦いでは、お市が小豆袋の両端をきつく縛って信長に贈った・・・という話があったりするけれど、
戦国無双シリーズではピックアップされることはあまり無いんだよねぇ。
わりと信憑性の薄い俗説とされているのかも。
それ以上に、長政の妻として誠実に寄り添う姿を描きたかったのだろう。
夫の野望を支える姿は信長と濃姫の関係に似ている。古い話になっちゃうけど、戦国無双1ではお市もだいぶ無双キャラらしいエピソードや性格で描かれていた。
(ロリキャラ枠のアホそうなキャラで、信長と長政をチカラづくで仲直りさせるストーリーだった)ところが戦国2では一転して貞淑な女性に変貌し、浅井家の終末を見届ける悲劇のヒロインとなった。
だけど、戦国3で(オレも含めて)ほうぼうから酷評された”くのいち”のキャラ改変ほどはファンから怒られなかったと記憶している。
(ロリでなくなったため一部の紳士から失望もあったが、猛将伝でガラシャが登場して少しは受け皿になってくれたようだ)
さてこの違いはいったいなぜなのか・・・。
戦国2のシナリオ描写やシステムが全体的に評価されていたからなのか、
市のようにアホの子が賢くなるのと、ドライな性格をしていたくのいちが色ボケしたという違いのせいなのか、少し謎であるw
・・・たんに、くのいちが人気キャラだったからファンの思いいれもあったというのが濃厚だと思うが。
(でも、戦国1のころオリジナルキャラのくのいちを入れたことが、それなりに反発を受けていたのを覚えている)
やっぱ、賛否両論あるキャラのほうが強い印象を残しやすいのかね?
余談のほうが長くなっちゃったけど、シリーズも長く続くと色んな変遷があって面白い。
1. 少女(戦国1)から大人(戦国4)へ・・・