※以下は体験版を少しやった感想です。
※新版のPS3についての記述と画像も追加。
「ブレイドストーム百年戦争&ナイトメア」の体験版がきたというので早速PS4でDLしてみた。
(PSN障害がある前にやっておいて良かったぜ)
ほくほくしながら起動してみたらいきなりフリーズ。 まさかの先制攻撃。 さすがブレイドストーム。
さて、ブレイドストームとはなんぞやと思う人のために説明すると、
ブレイドストーム百年戦争&ナイトメアの公式サイトプレイヤー(主人公)は雇われ兵となってイングランドかフランスからミッションを受けて戦場で戦う。
プレイヤーは戦っているNPC小隊(味方軍)の指揮を強引に執ることができる。
「オレが指揮を執る!」の一言でぺーぺーのヒヨっこが小隊長に早変わり! さすがブレイドストーム。
兵科(小隊の種類)にはそれぞれ敵の兵科に対して有利な組み合わせと不利な組み合わせがあって、
状況に合わせてどの兵科の指揮をとるか、その判断をリアルタイムで進む戦場でしていくのがブレイドストームの醍醐味。
昔のコーエーが出した
「決戦」シリーズからリアルタイム制と小隊指揮だけを抜き出したようなシンプルなゲーム性が気楽で楽しい。
小隊が壊滅しそうになったら、NPCを敵陣に放置して自分だけ逃げ出すといった外道な戦術も可能。
敵も味方も基本的に敵陣に突っ込むだけしか能がないのだが、それがまたバカらしくていい。
ただひたすら戦うだけ戦って「アー楽しかった、さぁウチに帰ろう!」という日々をすごすだけで満足できる。
だが、一部万能的な兵科が存在していて、兵科を切り替えつつ戦わなくてもいいという矛盾をはらんだ調整だったりして、少々荒削りなゲームだった。
それから時を経て、
満を持してアップグレード版が登場! これは胸アツ!ウチでくすぶっていたPS4の本領が発揮されるときが来たのか!
と思ったのも束の間。
実際プレイしてみたら、草生えた。
いや、草が生えていた。
上がPS3のブレイドストーム無印。中段がPS3の新版。 下がPS4版。
平坦だが、とても見やすい無印版。 いかにもPS3初期のころといった感じ。
これはPS3の新版。 粗めに影が追加されてHD時代の雰囲気が出た。
グラフィックがすごいパワーアップしたPS4版ナイトメア。 草も高いし木の影もハッキリ!
ぶっちゃけ見づらくなってるんだけどね。
それどころか、フレームレートが無印版よりも遥かにカクカク。
無印版は処理が重くなるところもあったが、比較的安定してたのだが・・・。
これには正直肩を落とさざるを得なかった。
勝手ながら無印と比べてより滑らかかつスムーズに動作するのかと期待していたためだ。
ブレイドストームのゲーム性でグラフィックなんか向上させなくていいんだよ・・・。
見やすさや安定性も加味して総合的なグラフィックの美しさだと思う。
(主人公を後ろに向かせてR3を押し込めば、その差は歴然)
まったく、PS360世代から続くグラフィック偏重主義にはうんざりだ。はまじ。
まぁ、戦場以外はグラフィックのこだわりもいい感じなんだけどね。
PS3,ブレイドストーム無印版。 このグラから・・・
新版でこうなる。 PS3版は文字が少しにじんでみえる。
PS4,ブレイドストーム百年戦争&ナイトメアはこんな感じに。
無印のころと比べ、画面に対して文字も大きくなって見やすくなった。
文字といえばPS4版は対応出力が720pから1080pになったんだけど、
やはり一部の文字が見づらくなっているのは気になった。
特に部隊アクションのゲージ表記は小さすぎやしないか?
無印はハッキリと見やすいゲージ。 目の端にも捉えやすい。
PS3の新版。 ゲージや部隊アクションの表示は無印版とさほど変わらず。
PS4新版。 表示は小さく、ゲージもやや見づらくなった感じがする。
ちなみにPS4の設定を720pや480p出力にしても画面に対する比率は変わらなかった。
ナイトメアは複数のプレイヤーを切り替えられるザッピングシステムがあるので
多くの情報を画面に出さないといけない弊害なのだろうか。(PS3版は無印と同じだが)
騎兵の突撃のように真ん中あたりに消費ゲージを可視化してくれるといいなぁ。
会話の文字とかはハッキリ見やすいのは好印象。PS3新版はややつぶれてる気がする。
無印も新版も、遠めから見て派生兵科(長剣・剣盾など)の違いが分かりづらいのは変わらない気がする。
そして一番納得いかなかったのが「攻撃時の重み」がなくなったことだ。部隊を突っ込ませて強力な部隊アクションでドカンとダメージを与える。
このときに、わざとやってるのか、たんに処理が重くなっているのか分からないが、
ぐっと手応えある感じが無印版のキモチいいところだった。
ところがナイトメア版はフレームスキップされてるような感じでサクッと味気ない感じになっていた。
特に騎兵による突撃はかなり違う。まるで暖簾に腕押ししてるような手ごたえのなさ。
無印よりも、多くの敵にダメージを与えていて爽快なハズなのに、なぜだ・・・!
無印のころの「ぬっっちゃぁ~」とした感じで敵部隊を押し通るのがサイコーだったのに・・・。
一部の部隊アクションのエフェクトがカットされているのは残念だが見やすくなってもいるし、悩ましいところ。
というわけで、少々思い描いていたものと違った方向性のゲームになっててついカッとなってしまった。
そしてここでポジティブな話に転換。 やはり多くの新要素が気になる。
・拠点を守るガーディアンの存在。いわゆる拠点兵長の強い版みたいな感じ。
無印は拠点兵長との相性が悪かった場合は他の兵科に切り替える手間があったけど、新版ではその心配はなくなったのか?
・ザッピングシステム4プレイヤーまで同じ戦場を駆け巡れる。
切り替えて戦うことで、ムダに戦場を走らなくてもよくなった。
方針設定であるていどの指示を与えることができる。
無印のように部隊に出会うため一人で広い戦場を走り続けることも可能なので、
戦略の幅が増したのはいいと思う。
・軍団化プレイヤーの部隊同士を合流させて軍団とすることができる。
詳細は不明だが、騎兵と弓兵などを合わせて移動速度を上げつつ長距離短距離問わず戦える・・・ということも可能なのかも。
・ナイトメア編人間vs魔物。
百年戦争とはまた違った戦い方がありそうで楽しみ。
他に細かいところだと、
・部隊散開(解散)が×一発押しから長押しに変わった。敵味方入り乱れたところでも正確に解散指示が出せる。
ただし長押しする時間が少々長い。 せいぜい1秒ぐらいにしてくれないものか。
・MAPはL3で変化するように。ズームは3種類。
無印はそれほど見づらかったわけではないが、プレイヤー部隊の向きがハッキリ表示されるようになった。
・手動で整列が可能に。決戦シリーズにはあったシステムが復活。 素早く部隊をまとめたいときに便利。
この体験版のまとめ。・百年戦争&ナイトメアはフレームスキップでゲームスピードを変えない処理になった様子。
・PS3新版はフレームレートが低いが安定度はやや高い。 文字がやや見づらくなった?
・PS4新版はフレームレートがやや低く、しかも安定しない。
(カメラを動かすときにブラー効果のような余計な処理や、遠い部隊を表示しようとしているのかあきらかにカクついて見えるところが多い)
面白そうな要素が多い反面、フレームレートの不安定さや戦闘の気持ちよさなど、
ブレイドストームの楽しさに関わるところで納得いかないところが大きすぎる。
(※あくまで個人の感想です)
グラフィックは強化された・・・と言い難い現状。
どうせやるなら洋ゲーみたいに長時間死体が残り続けて死屍累々って感じを出してほしい。
草や影を増やしてたんに処理が重くなっただけのような中途半端感は少々いただけない。
あとフリーズはさすがにちょっと・・・。
体験版だからそうなのか、製品版でもこんな調子なのか、そこが気になる。
それにあとでPCで完全版とか発売しそうだし、様子見したほうがいいのかも・・・?
あぁでも、広大なフィールドで部隊を探して駆け巡り、
ようやく辿りついた戦場でだんだんと戦う音や掛け声が大きくなっていくときの高揚感といったら・・・!
掛け値なしに良ゲーになってもらいたいと思う。
1. 無題
このカクカク感は三国無双6、7の時のやる気が無くなるような嫌な感じと似てます。無双5はスムーズだったので新作でカクカクする、フレームレートの不安定さや戦闘の気持ちよさが損なわれる納得いかない気持ちがよく分かります。グラフィックを無印レベルにしてカクつきがない方が個人的に好みですね