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「サイコブレイク」クリアした感想【ちょいネタバレあり】

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「サイコブレイク」クリアした感想【ちょいネタバレあり】

てなわけで先日サイコブレイクをクリアしました。

いやー、楽しかった。 サバイバルしたわー。


それでは個人的な感想をずけずけと書きます。


長いテキストはうんざりな人はまとめだけお読みなさい。


【ストーリー】
ストーリーは三上ホラーらしからぬ複雑さだった。
難解かつ、ホラーゲームらしく明確な表現をしないため全容を把握しづらい。
ただ、まったく意味不明というわけではないので解釈のしがいがありそう。
個人的にはもう少しスカッとする終わり方だったら良かったなーと思う。

【ゲームバランス】
NORMALにあたる難度で挑戦したところ、死にそうで死なない、死ななさそうで死んじゃう、といった絶妙なサジ加減。
通常プレイの範囲内では、死んじゃう理由もたいてい自分の油断や手抜きが原因だったりするので納得いきやすい。
大ダメージを受けても、あわてずに対処や回復をしようとすればけっこう生き残れたりする。

所持していられる弾薬の数は多くないが、敵を倒すのに大量の弾は必要ない作りなのでこのへんはいいバランスしてるなぁと感じた。
同じ敵相手でも多彩なパターンや戦術あって奥が深く、探求しがいがある。

自動難度調整は今回もあるような感じ。上手いプレイしてると敵が強く、ヘタだと敵が弱くなる気がする。

主人公の成長要素があり、プレイスタイルを選択できる。 その選択に頭を悩ます楽しみもあった。
この成長要素があるため、探索を細かくすることでゲームを進めやすくなる。
するとあえて自ら怖い場所を進むというホラーならではの要素も加わる。 ステキポイント。
難度が高いと感じたプレイヤーのためにゲームの難度を下げることができるシステムもあるのは良いと思う。

【レベル(マップ)デザイン】
まるで悪夢の中を歩いているような、どこに辿りつくのか・この先はどうなっているのか分からない・・・といった不安感はホラーとしてとても良かった。
夢中で戦闘していると、自分が今どこにいるのかよく分からなくなるので怖さもアップ。
(カメラの動きが悪い・・・という言葉にもできるポイントだが)

それでいて光源を置いてあるところがよくできていて、ストーリーを進める上で道に迷うことはほぼない。
この2点においてマップデザインはよくできていたと思う。

【BGM】
緊張感や不安を煽るBGMでプレイヤーを戦慄させる。
なのに、イベントが終わればスッと耳から抜けて、すぐに次のイベントに没入できる後味のスッキリさはプロの裏方の仕事。


主な要素においてはだいたいこんな感じかな。 これだけ見ると素晴らしい。



ただし、ここからはネガティブに感じたところを書きなぐるッ!


【カメラワーク】
今回は一般的なTPS操作になり、カメラも自分で動かす必要がある。
このカメラが最速にしても遅いほどで周りを確認しづらい。
また、カメラが中心に捉えていないと取れないアイテムが多いためより面倒さが浮き彫りになる。
せめて主人公が向いている方向にカメラをリセットすることができれば幾分違っただろうが・・・。

過去作であるバイオ4は、サイコブレイクと同じくプレイヤーの背後を追うビハインドカメラでありながら、場所によってカメラの引きと寄りを丁寧に設定してあったのが印象的でステキだったのだが・・・。


【パフォーマンスの低さ】
プレイしたのはPS4版だったけど、処理が重い。 最適化されていない感じがモロに出てる。
フレームレートは低くカクツキやすい。
イベントシーンでもテクスチャの変化が遅れて来るのはホラーとしてどうなのか。
SAVEや読み込みが正直長い。 家庭用なんてこんなものかという印象。
マルチプラットフォームにありがちなものだが、やはり残念ではある。


【HAVOK先生】
キャラが死ねば「くにゃぁ」となって倒れる例の物理エンジン。
多くのゲームで使われているが、サイコブレイクのようなホラーでHAVOK先生独特の動きが出てしまうとホラーが笑いに変化してしまうことが多い。
扉に挟まってビチビチいう死体、ちょっと蹴っただけでフワーとどこへでも飛んでいってしまう小物などなど・・・不可思議な現象は数多い。
リアルな動きよりも変な現象のほうが目につくのは仕方ないところだろうか。
(キャスターの動きとかはリアルに感じた)

【TPSなのにFPSのような照準のシステムと精度が低すぎる件】
サイコブレイクは銃撃するときに銃口から弾が出ず、画面の中央から照準に向かって弾が出るシステムのため、敵に接近されたときにバイオ4の感覚で狙うと当たらない。
ショットガンも同様で、敵の頭部に銃口をつきつけて発射しても当たらなくてモヤモヤする。
敵は主人公の位置に合わせて進んでくるため(接近するほど画面の左に寄っていく)接近戦では異常なぐらい敵の左側を狙わないと弾が当たらない。
正直言ってこのゲームには合わない射撃システムだと思う。

また、このゲームは照準で狙ったところに弾が飛ぶわけではなく、精度がかなり低い。
移動中は特にブレるため足を止めて撃つのが基本だが、それでも大きくズレる。
命中精度を上げる成長要素を使ってようやく少しはマシな程度になるが・・・。

射撃が強いと簡単にクリアされてしまうからという理由で弱くしているのだろうが、
いくらなんでも初弾からズレまくりではゲームとして戦術もなにもあったもんではない。

ちなみにボウガンのようなものがあり、そちらはボウガンの先から弾道がはっきり見えてほぼその通りに矢が飛んでいくので、よほどこちらのほうが信用できるし狙う緊張感と楽しみがある。



【イベントによる分からん殺し】
いわゆる「空気を読むイベント」
短い時間のあいだに特定の場所(しかも分かりづらい)を射撃しないといけないシーンや、
見た目に分かりづらい一定ルートを走らないと即死させられるイベントレースなどである。

プレイヤーの判断力を問うイベントだが、、、

この系統のイベントはアクションゲームにおいてクソ演出の一つだと断言する。

こういうのは死んだときに「はぁ? なんだこれ、ひどいゲームだ」という印象になるし、もし死なずにすんだとしても「よくわかんないけどラッキーだったな・・・」というゲームとして達成感などない後味を残す。
サイコブレイクでも何回か目に付き、死亡回避できたときは特に嬉しくもなく、ゲームオーバーになってしまったときはなんとも言い難い気持ちになった。

私が親の仇のように忌み嫌うバイオハザード6と同じ轍を踏んでしまっていてガッカリこのうえない。

昔はこういったものは少なかったが、PS360世代で派手なシーンをリアルタイムで操作させることが多く見られるようになった。
こんな要素で不快にさせられるぐらいならQTEイベントのほうが何倍もマシ。
ただし「見えるQTE」であることが大切。
(見えないQTEと空気を読ませるレースゲームどちらも搭載したのがバイオ6だが)

または即死することは避けて少し失敗してもなんとか持ち直せるぐらいにしてほしい。

ホラーゲームにおいて死は恐怖を腐らせるからだ。


【察知しづらい強制戦闘】
主人公の位置が敵から見えない位置であろうとも強制的に発覚状態になってしまうイベントが多い。
敵がガラスを割って家に侵入してくるとする。 プレイヤーは身を隠すためにタンスやベッドの下に隠れるが、なぜか見つかってしまう。
(というか、元々見つかっている状態になっているようだ)
いわば強制戦闘といえるものだが、スニーキングをウリにしているわりにやり方がえげつない。
このゲームの方針?に慣れるまで自分のプレイにミスがあるのかと悩んだものだ。


【スキップできないイベントシーンが多すぎる】
一周目はいいけど、二周目以降はゲーム部分を楽しみたい。
なのにこのゲームは飛ばせないカットシーンが多すぎる。
まるでプレステ1時代のバイオハザードに戻ってしまったかのような感じだ。
また、最近のゲームに多い「歩くことしかできないシーン」も長い。
(ムービーにしてしまうとプレイヤーに身構えられてしまうというホラー的な難点もあるため、一概に悪いこととは言いづらいのだけど・・・)

ゲーム開発者はそんなにゆっくりしていってほしいのか。 正直理解に苦しむところ。



【まとめ】

一言でいうと「バイオハザード4」に余計なモノを足してしまった感のあるゲーム。
(バイオ4とは違う方向性のゲームではある)

サバイバルホラーとしての根幹は良くできていて、夢中になれるし、怖かった。
ゲームバランスも何度も挑戦して最高のプレイを目指したくなるデキ。

しかし、いかにもゲームエンジンにお任せで作りましたみたいなところがチープに見えてしまう。
処理落ちや視点の悪さも気になり、没入感を奪われる。
あと個人的に、銃に関して扱い使いづらくさせすぎた点や、PS360世代のゲームにありがちなクソなイベントがいくつかあったのが難点だと思う。

余計なモノを足したと書いたが、それらはPS360時代において先人たちがやらかしてしまった要素が多く見られる。
ある意味では順当に歴史を辿ったゲームともいえるが、前時代的な悪手であることは否めない。
どうせならDC,GC,PS2時代のゲーム性のまま現代にきてくれたほうがマシだったかも。


でもまぁ、なんだかんだいってやっぱ楽しいんだよなぁこのゲーム。

根元はしっかりしているんだから、枝や葉の手入れを気遣ってくれれば・・・。




こっそり追記。
実はプレイする前は「現地調達した材料でトラップを作り、敵をワナにかけてやっつけて進むゲーム」だと勝手に思ってたんだよなぁー。
敵の動きが予測しづらくてドキドキしたり、自分が隠れる場所の選択に悩んだり、音を立てて敵をトラップに引き込むとか色々妄想してましたw

まぁ、実際は敵のトラップを利用できるところは少なくて、ほとんどがアガニボルトの矢に変換することになったけど・・・。
敵の設置したセンサー爆弾が、敵の接近には関係ないと知ったときのガッカリ感・・・分かるでしょ?
(そのかわり、自分にも有利な設置ワザが多かったりするのでトントンか?)



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ガラガラ声とハナ声がデフォ。 プレイするゲームジャンルは万人向け・マニア向けなど色々だけど、特に好きなのはアクションとRPG。 格闘ゲームも好きだけど、10段階の強さでいうと 2 ぐらいでお世辞にも上手いとは言えない腕前。 頑張ってバーチャ晒しスレに名前が挙がることが目標。
数少ない自分の利点として、それなりに頑張ると人並みぐらいのゲームスキルになるため、攻略記事を作るときに自分の力量を参考にするとちょうどよくなる気がしたりしなかったり。

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