これから先は少々長いテキストになるので、読むのが面倒なら一番下のまとめだけ読みたまえ!【The Wonderful 101とは】
100人のヒーローたちを操り、強大な武器や道具に変身合体してアクションや謎解きを楽しむアクションゲーム。
WiiU対応ソフトで、2013年8月発売。
メインストーリーは基本的に一人用だが、マルチプレイ(オフライン)は5人まで同時に遊べる。
100人ものヒーローたちが戦うとなれば画面はハチャメチャ。ぶっちゃけ詳しい情報を得るためには公式サイトにいこう!世界観やアクション・キャラクターを丁寧に紹介してあるし、
それらを分かりやすくまとめたカッチョイイPVも載っているぞ!
ザ・ワンダフル101(TW101)に興味があるのなら必見!
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【ストーリー&世界観】
地球侵略を企む宇宙組織「ゲスジャーク星団連合無敵艦隊」との長きにわたる戦いも三度目を迎えた。
人類は敵本隊の地球侵攻を阻むプラズマシールド「マルガリータ」を発動させたが、
一歩間に合わず多数のゲスジャーク軍が地球に降下してきてしまったのだ。
そこに100の支部から集められた100人のヒーロー集団、
特務戦闘兵団「ワンダフル・ワンダブルオー」へ出撃の命が下る。
敵の魔の手から地球の平和を守り、ゲスジャーク軍を退けろ!というあらすじ。
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【良いところ・ワンダフルなポイント】
☆100人のヒーローを使ったバリエーション豊かなアクション!ザ・ワンダフル101の基本となるシステムが
図形を描いて変身合体する
「ユナイトモーフ」 GamePadのタッチスライドや右スティックで図形を描けば、それに対応したユナイト・モーフを形成することができる。
円形を描けば「ユナイト・ハンド」 攻撃力に優れ、炎に強い。
ユナイト・モーフは戦いに使うだけでなく、仕掛けを解く道具にすることもできるのがTW101の面白いところ。
ユナイト・ハンドなら、モノを掴んだり歯車を回したりすることができるッ!
拳のユナイト・モーフをはじめ、剣や銃、ムチやハンマー、さらにはツメやバクダンにだってユナイト・モーフが可能。
100人のヒーローを少しずつ使って、連続的にユナイト攻撃を仕掛ける「マルチ・ユナイト・モーフ」もできる。
ユナイトモーフは他にもロケットやグライダーなど、さまざまな形状に合体できる。
移動用や回避用のユナイト・モーフが攻撃に転用できるなんてこともTW101らしさの一つだ。このユナイト・モーフを状況に合わせてスムーズに描けるようになることがTW101を攻略する第一歩であり、このゲーム独特の難しさ・楽しさでもある。
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ザ・ワンダフル101公式サイト-ユナイトアクションについて☆シナリオや演出が熱くてカッコいい!おおまかなストーリーは地球侵略を企むゲスジャーク軍と戦うというもの。
そのヒーローらしさを全面に出した世界観とキャラクターのベタさがイイ!
しかも登場するヒーローたちは一癖あるやつばかり。マジメで堅物の若きリーダー
「ワンダ・レッド」をはじめ、
直情的でいまいちキメきれない
「ワンダ・ブルー」ブルーを煽っては小突かれている
「ワンダ・グリーン」自己中心的で怒らせると怖いイマドキ? のJK
「ワンダ・ピンク」などなど・・・
ひとりひとりでも主役級になれるストーリー背景と特性がある。
彼らの肩のチカラが抜ける軽妙な会話はTW101の魅力の一つ。
それでいて、シリアスあり、友情あり、涙ありのストーリーがヒーローアクションゲームの脇を固めてくれている。
個人的にザ・ワンダフル101の大きなオススメポイントだ。
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☆敵のバリエーションが多い。
TW101の特筆すべき点として、敵のバリエーションが豊富なことが上げられる。
ほぼ全てのステージで新しい敵が投入されてくるほどで、それぞれの敵に対して有効な戦術やユナイトモーフが変わってくる。
どんな攻撃をしてくるのか? 何の攻撃が通用するのか? そういうことを考えつつ対処法を編み出していくのがTW101の醍醐味。
☆特殊イベントが目白押し。敵ばかりではなく、戦い方そのものも大胆に変化する。
時には戦艦を操って巨大な敵と戦ったり
巨大ロボ同士でパンチアウト!!的な殴り合いがあったり。
他にも斜め視点でシューティングゲームをしたり、ドリルで地中を掘り進んだり・・・。ほとんどのステージで特殊なバトルが発生するのはスゲーなぁと素直に感心。
☆GamePadを使った遊びバラバラの二画面を使って二つの視点でバトルしたり移動することも。
WiiUといったらやっぱりコレだ。(このへんは公式サイトのユナイトアクションについてで分かりやすく説明されている)
☆もちろん、バトルも熱い!ヒーローを敵にけしかけて動きを封じる「チーム・アタック」をはじめ、さまざまなアクションで攻撃できる。
チームアタックで巨大な敵を封じ込めろ!しかもプレイヤー側はほとんどの攻撃モーションの途中で「回避・防御アクション」をとることができ、敵の攻撃に対してとっさにリアクションを起こすことができる。
激しいバトルで画面がごちゃごちゃしているなか、敵の攻撃を察知し、素早く正確に対処できたときはサイコーにキモチいいのだ!
アクションとしての難易度は正直、場所によりけりといったところだが、通常バトルの範囲内だと持っているアイテムをいつでも使うことができるので、クリア条件としての難度は実は易しいほう。
アイテムはゲーム内のショップで買ったり、素材となるアイテムを集めて合成することで収集することができる。
☆探索要素が豊富!怪しいところをワンダ・ライナー(ユナイトモーフを描く線)を使って探索したり、ユナイト・ハンマーで地中のアイテムを掘り出したり・・・
来た道を引き返したり、一見ストーリーには関係ないところに行ったりすると隠しMISSIONがあったりする。
面クリア型のアクションゲームとは思えないレベルで、ぶっちゃけ筆者はまだ探索要素を100%見つけ出せていないほどだ。
探索が楽しい反面、見つけられないと悔しくて・・・。
正直アクションより手ごわい!こんな感じで「アクションゲームなのに盛り込みすぎじゃない?」と思うほどに多彩な遊びが用意されているのがザ・ワンダフル101のワンダフルたるゆえんである。
【気になるところ・ノットワンダフルな点】
☆画面が見づらいとにかく大量のキャラクターが画面上でひしめきあうため、最初は何がどうなってるのか分からなくなることが多々ある。 ハデなエフェクトも多いため、敵の攻撃モーションが見づらいことも。 基本は斜め上から見るクォータービューで固定されているため、敵が死角に入ってしまうとツライ。
このゴチャゴチャ感がTW101の特徴でもあるんだけど・・・。☆ユナイト・モーフがわりと描きづらい一定の図形を描くといっても多彩なユナイトモーフがあるこのゲーム。
その反動か意図しないユナイト・モーフを描いてしまうことがある。
自分なりの描きやすさを会得し、さらっと描けるようになれば楽しさも倍増。☆長いステージ、短いステージが極端オペレーションはいくつかのステージで別れているが、そのプレイ時間がわりと長短バラバラ。
10~20分程度で終わるものから、40分~1時間ぐらいやらないと終わらないものまで。
ステージよっては盛り上がる巨大ボス戦のあとにフツーにアクションステージが続いたりする。
そういった精神的な意味も含めてボリューム感がちぐはぐ。
先の展開が読めないという意味ではわりと良い感じ。☆戦績システム個人的に特に気になるのがコレ。
バトルはMISSIONと呼ばれる戦闘区域で分けられており、
ミッションクリア条件を満たすとそのエリアでの戦績が表示される。
基本的に初見プレイでは地形や敵の出現パターンなどを把握していないのもあって、あまり良い成績をとることはできないはず。
せっかくストーリーで盛り上がって熾烈なバトルを制しても、毎回毎回「キミはもうちょっと頑張ろうね」という評価を見せられては喜びも半減。
ヘタクソなプレイヤーの身としては、戦績表示のON/OFF機能を搭載してほしくて仕方ない。☆特殊ステージがわりと本格的シューティングゲームやパンチアウト的なものなどが、一度限りのミニゲームでは終わらずに幾度か登場する。
しかもけっこう長くて本格的で戦績もあるのがクセモノ。
最高評価を得るために頑張っていると、ふと、「オレは・・・アクションゲームがやりたかったはずなのに!」
というキモチになったりもするw
☆一部の技を強化するとデメリットが増える一部の敵はプレイヤーの攻撃を弾いて無効化する硬い装甲やトゲ装甲を持つ。
プレイヤーの回避アクションに攻撃判定をつける「ユナイト・ドリルスプリング」という回避ユナイトモーフがあるが、
これが攻撃を弾く敵に当たってしまうとあっさり無力化されてしまう上に、
まとめて味方がバラバラになってしまうという大きなデメリットを持つことになってしまう。
似たものとしてユナイト・モーフを作るワンダ・ライナーに攻撃判定をつけるスキルも弾かれてしまうため、ユナイト・モーフが描きづらくなるという基本システムのジャマになることも。
ユナイト・モーフやスキルのON/OFFが可能であるのが救いだが、
敵に合わせて付け替えていてはアクションゲームとしてのテンポが損なわれる。
そもそも、敵に弾かれてしまうなどというデメリットが増えること自体がガッカリ。TW101の開発会社は過去のアクションゲームにおいて、こういったデメリットの大きい技設定というのはほとんど無かったため、今作の仕様には正直残念な思いがある。
プレイヤーの技は強点ばかりで弱点なし! という痛快なゲーム性が好きだったんだけどなぁ。☆多彩なアクション・特殊バトルを楽しませる段階的ステップがほとんど無い。開発会社のプラチナ・ゲームズによくある傾向なのだが、いささか放任主義すぎるところがある。
特殊なバトルなどにおいて操作説明が出ればまだマシなほうで、多くは最初何をすればいいのか分かりづらいことが多い。
もちろん、アクションゲームというものはやり込んで楽しさを増していくものなので、コレは王道といえる。
実際自分は文句をいいながらも楽しんでプレイできた。
しかし、足がかりがないと何をするのか分からず不快感だけ溜めてしまうプレイヤーも少なくないと思う。
その最たる例が「ザ・ワンダフル101の体験版」だと思う。
いきなりアクション面に放り出されて好き勝手に暴れていいよといわれても、
何をすれば楽しく遊べるのかも分からない。
(実は製品版をプレイしたあとにやってみたのだが・・・これじゃあなぁ・・・と肩を落としたものです)
やり込みの極致を求めるのもいいけれど、せめてゲームとしての醍醐味を味わえるところまではハシゴをかけておいてほしいのが正直なところ。
【まとめ】
簡単に言えばスルメゲーに近い。 しかも色々詰め込んだごった煮感が味わえる。
もし、あなたがTW101をプレイすることがあるのならば、
これはしょっぱなからフリークライムのある山登りのようなゲームだと覚悟しよう。 手掛かりを掴んでよじ登り、地道に歩を進めて頂に辿りつけば、そこから見える景色は格別なはず。
しかし、
不思議なことに難度そのものは低いため、そんなもの無視してガンガン使いたい攻撃やアイテムを使ってストーリーを追っていくのも許される。巨大な山に立ち向かうもよし、サラッとトンネル通って向こう側にいくのもよし!人を選ぶようで人を選ばず、実にワンダフルなゲーム性といえる。ストーリー展開やキャラクターはヒーローモノが好きなら熱くなれること間違いなし。
なんといってもユニークなアクションゲームであることは間違いない。 アクション好きならやっとけ!以上
【おまけ。 個人的なプレイした感想】本当は・・・ピンクのことキライじゃなかったぜ・・・。
ぶっちゃけ彼女主演でアクションゲーム作ってほしい(悪魔城感)
(根は優しいお転婆JKがムチでビシバシ! ・・・なんかいかがわしいうえにDMCやBAYONETTAになっちまうな・・・)というより、ザ・ワンダフル101の続編があったらやりたい!
このレビュー書くために再度プレイしたら面白くてさぁ・・・。
1. 無題